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2005年03月26日
ポーランド1936 嵐の東部戦線
*これはHearts of Iron2というゲームをプレイした読み物風の記録です。ちなみにHearts of Iron2は日本では発売禁止になったゲームなので、英語版でのプレイになります。
*読み物として面白くするため、実際のゲームにいくらかの脚色を加えていることをあらかじめお断りします。それではお楽しみください。
1936年1月、ポーランドの首都ワルシャワ。
私の名前は提督。日系ポーランド人にして、このたび第2次大戦前夜のポーランドを任されてしまった大統領だ。
しかし困った。
我が祖国ポーランドは西にドイツ帝国、東にソビエト連邦という巨大な戦争狂国家に挟まれ、史実では第2次大戦直後に両国によって分割占領されるという悲劇を味わっている。
もちろん私が大統領である以上、そんな悲劇を国民に味あわせるわけにはいかない。なんとか生き残って見せよう。
しかし、なんとかするといっても我が祖国は第1次大戦後に建国された新興国家に過ぎず、建国以来一貫して軍事よりも民事を優先させてきた文化国家なのだ。
そのため、軍事力は限りなく弱い。というか独立当時から装備をいっさい更新しておらず主力は戦車ではなく騎兵という第1次大戦レベルの装備だ。とてもドイツやソビエトの怒濤の攻撃を跳ね返す力はない。
●ポーランド1936周辺地図
中央の黄色い国がポーランド
左と上の灰色の国がドイツ帝国
右の赤い国がソビエト連邦
下の緑色の国がチェコスロバキア

「まず、どのようにいたしましょうか」
そういったのは私の秘書のポリーニャさんだ。
ポリーニャさんは我がポーランドの化身のように美しい。巨乳でメガネをかけていて有能で、という秘書の三大必須能力を備えている。
「その、なんだ、どうするといってもだな……」
私は居並ぶ閣僚や三軍の長を見る。
みんな平和ボケした顔でやる気がなさそうだが、更迭すると支持率が下がるのでそのまま留任させたメンツだ。
「とりあえず時間を稼いでそれなりの軍備を整えるしかあるまい」
「どうやって時間を稼ぐのですか?」
「まず前門の虎と後門の狼にツケ届けをして心証をよくする」
「狼がドイツ、虎がソビエトですね」
「そうだ。しかるのちに、ソビエトの産出する石油や貴金属と我が国の資材で貿易し、その石油や貴金属をネタにドイツと貿易する」
「いわゆる三角貿易ですね。しかし、それで狼や虎が見逃してくれるでしょうか」
「大丈夫だろう。貿易を続けている間は無理に攻撃してくる理由はないし、まだ両国とも軍備を整備している最中だ」
「たしか、史実では1939年11月、ドイツとソビエトは共同で我が国になだれ込んできましたね」
「そうだ。そのとき我が国はイギリスと同盟していた」
「はい、我が国は大統領制であり、議会政治のイギリスと政体が似ていますのでその縁で。さらにいえば我が国が建国できたのもイギリスのおかげですから」
「その通りだ。だが、私は恩人のイギリスと同盟する道は選ばず、自由と民主主義を犠牲にしてドイツ枢軸に入って生き残るつもりだ。もちろん今すぐは無理だからしばらく貿易をして独ソ両国のご機嫌をとる」
「しかし、ドイツと同盟する道が本当に賢明なのでしょうか? 史実ではドイツは米英ソの連合軍に滅ぼされています」
「必ずドイツが負けるとは限らないし、やばくなったら米英に寝返ってもいい」
「では、最初からドイツを滅ぼす予定のソビエトと同盟したらいかがでしょう?」
「共産主義者は条約破りで有名だな。同盟したからポーランドの安全が保証されるとは限らない」
「なるほど、閣下のお考えがわかりましたぞ!」
陸軍大臣のエドワードが甲高い声でいった。
「ドイツと同盟し、時間を稼いでいるあいだに我が陸軍を育てるのですな。さすがは閣下だ!」
「いや、そんな金はない。当面、軍事にはビタ一文ださん。我が国の生産力は貿易用の資材をつくるだけで手一杯だ」
「しかし、陸軍の装備は旧式で国境警備も不安なほどですぞ」
「うむ。ほとんどの部隊が第1次大戦の装備だからな」
「では戦車師団の新設とはいいませんが、せめて装備の更新だけでも許可願いたい」
「ダメ。工場を新設したり、新戦車開発や工場の効率をあげる研究はするが、そのほかに使う金はない。いまポーランドにある旧式装備の部隊ですら国庫には負担なのにこれ以上軍事に金を使えるか。いいか、諸君。我が国は当面、ケチケチ作戦でいく」
こうしてポーランドの生き残り大作戦が始まった。
独ソとの三角貿易はスムーズにすすみ、国富が溜まりはじめた1937年の7月、ポーランドは稼いだ金を外交に使い、ドイツの世論を動かして枢軸同盟に加入することができた。といっても、この段階でほかに枢軸に入っている国はドイツとポーランドだけ。
「おめでとうございます。これで前門の虎に集中できますね。では、軍団をさっそくソビエト国境に貼りつけましょうか」
「いや、時期的にもうすぐドイツのチェコ進駐がはじまるはずだ。我が国も枢軸国として参加して分け前にあずかり……もとい同盟の義理を果たす必要がある。全軍をチェコ国境へ向けろ」
「自国が生き残るために弱小国を占領するとは、ずいぶん鬼畜な戦略ですね」
「なんとでもいえ。ポーランドは資源も工業力もない上に列強に挟まれているから、鬼畜なことをしないと生き残ることすらできないんだ」
「しかし、全軍をチェコ国境に向けて、ソビエトは黙っていてくれるのでしょうか?」
「史実をみると、当面ソビエトがなだれ込んでくる余裕はないはずだ」
「もう一つ、我が軍の装備は旧式です。チェコに勝てるのでしょうか?」
「戦車師団の新設は無理だが、歩兵師団の装備更新くらいは許可しよう」
「ありがとうございます閣下!」
陸軍大臣が大喜びで官邸を去る。秘書のポリーニャが心配そうに口を挟んだ。
「しかし、我々は第2次大戦最弱とうたわれたポーランド軍です。本当に大丈夫でしょうか?」
「うむ、我が国最初のバクチだな」
それから1年後の1938年7月。
ポーランド軍の装備更新は遅々として進まない。そんななか、突如としてドイツがオーストリアに攻め込んだ。
「あ~あ、あんなところに攻め込んでも分け前がもらえないのに~」
「そういう問題ですか。しかし、さすがはドイツ軍、我が国が配備すらしていない戦車を駆使してあっという間にオーストリアを滅ぼしました」
「ううむ、電撃戦というやつだな。このまま装備が更新されるのを待っていたらチェコを丸ごととられてしまう。そうなると我が国は貧乏なままだ。そうなる前にチェコに宣戦布告をだそう」
「しかし、ドイツは同盟国ですから一緒に攻め込んできます。独り占めにできませんが、よろしいのですか?」
「かまわん。どうせ我が国は単体ではチェコにも劣るのだ。首都攻略はドイツに任せて我々は西部の工場都市を狙おう。第1目標Bratislava州、第2目標Holaburun州、全軍すすめ!」
大統領の指示のもと、ポーランドのほぼ全軍45個師団が一斉にチェコ領東方五州に侵入する。
しかし、敵は合計12個師団で果敢に反撃。旧装備のポーランド軍は手こずりながらも強引に数で押しつぶしていく。こうして、なんとか第1目標は確保したものの、補給切れでモタモタしているあいだに第2目標はドイツ軍が奪ってしまった。
「しかし、危なかった。2倍の数で攻めても攻めきれないとはな。相手が軽装備の歩兵師団で良かった」
「まったくです。これでは戦車を装備した連中がでてきたらどうなることか。閣下、いまこそ戦車師団の生産を願います」
「陸軍大臣、それは却下だといっているだろう。今は損害の補充と歩兵師団の装備更新で我が国の国力は手一杯なんだ。それよりこのままバクチを続けるぞ。損害から回復したら次はハンガリーに宣戦布告だ」
「矢継ぎ早に戦争をすると国民の労働意欲が落ちて生産力が落ちますが、よろしいのですか?」
「ソビエトがおとなしくしている間に少しでも多く土地と工場と資源を確保したい。そのためなら国民にはいくらか泣いてもらおう」
「まるで戦国大名の国盗りですね」
「たしかにそうだな。しかし、我がポーランドは戦車も戦闘機もなく騎馬と歩兵だけの軍隊だから、戦国時代並かもしれないぞ。今川と織田に囲まれた徳川の気分だな。もっとも我が国が徳川と違って人材がほとんどいないわけだが」
「泣けてきますね。そういえば我が国は空軍と海軍の開発は無視していますが、よろしいのですか?」
「よくはないが、どこをひっくりかえしても余分な生産力はない」
「結局、それなんですね」
「みんな貧乏が悪い」
大統領はいいきった。
1938年。
損害を補充したポーランドはハンガリー国境に集結した。
「諸君、いきなりだが予定を変更する」
「は?」
「我々はこれよりルーマニアを占領する」
「なぜでしょうか」
「それはだな、我が軍の装備を強化しはじめたとたんに油の消費が増えたからだ。このままではケチケチ作戦で備蓄してきた油が底をついてしまう」
「なるほど、ルーマニアには油田があるからそこを占領してしのごうということですか。まったく山賊みたいな戦略ですね」
「なんとでもいえ」
軍団の再配備を終え、9月には対ルーマニア戦が始まった。敵は若干の戦車師団を持っていたが、ポーランドの人海戦術に呑まれていく。
「大統領閣下、ルーマニアを完全に併合しました。しかし、各地でパルチザンが横行しており、治安維持のために引き続き部隊をルーマニアに駐留させなければなりません。また、歩兵師団の消耗分を徴兵したため国力がかなり減りました。当分は大規模侵攻が無理です」
「わかった。生産力を民需に大目に回して国民の不満を緩和し、しばらくは地道にパルチザンを掃滅しよう」
●ポーランド1938周辺地図
チェコスロバキアの一部とルーマニア全土をポーランドが占領した

「閣下!」
「なんだね、陸軍大臣」
「今度こそ戦車の配備をお願いします」
「君もしつこいね。しかし、いつまでも歩兵主体でいくわけにもいかないな。わかった、戦車師団を創設しよう。戦車を10個師団、自動車化歩兵10個師団を新設してポーランド全軍で70個師団体制にする」
「しかし、それだけ新設しますと補給が追いつかないのではないでしょうか」
「そうだな、あとでハンガリーとユーゴスラヴィアも併合するか」
「それならなんとかなりそうですが、70個師団でどこを攻めるのですか?」
「なにをいってるんだ、もちろん最終目標はソビエトだ」
閣僚達が一斉に腰を抜かす。
「それは……いくら70個師団を揃えても無理では……。史実では倍以上の軍勢を持っていたドイツ軍ですら敗北したんですよ」
「もちろんポーランド単独なら無理だ。だが、ドイツにも協力して貰えばなんとかなるんじゃないかな。いまのところドイツは英米と戦争をはじめていないから、余力があるはずだ」
「しかし我々はポーランドですよ! 今まで生き残ってこれたのは独ソにおべっかを使ったからじゃないですか」
「たしかに」
閣僚達は沈痛な顔をする。すっかり負け犬が板についている。
「うるさい。なんといわれても対ソ戦をするぞ!」
「閣下、あなたはポーランドを滅亡させるおつもりか」
「黙れ。これは決定事項だ。滅亡したくなければ、敵を滅ぼせ」
こうしてポーランドの狂気の軍拡がはじまった。
次々に近隣国を併合し、生産力を高めて軍団の装備を更新し機械化師団を新設する。
そして貧乏国ながらなんとか20個師団の増設に成功し、全軍をソビエト国境にはりつけた。
「よし、まずはソビエトに対し旧領回復交渉を行う。不法に占拠したポーランド東部諸州を返還しろとスターリンにいってやれ。要求を呑まないときは開戦する」
戦争準備の整っていないソビエトはやむなく交渉を受け入れ、戦わずしてポーランド軍は一歩前進した。これでお膳立ては整った。
●ポーランド1943周辺地図
さらに南方の国を占領し、ソビエト国境に集結したポーランド軍

「諸君、これよりラグナロック作戦を発動する。第1次攻略目標はラトヴィア。この国を占領してドイツ軍団のソビエト進撃路として確保する。皇国の荒廃この一戦にあり、各員の一層の奮励努力を期待する」
「大統領、それ極東の国の決まり文句ですよ」
「一度いってみたかったんだ」
1944年末。
ラトヴィア攻略作戦が始まった。ラトヴィアと同盟していたエストニアが参戦するがドイツ=ポーランド同盟の敵ではない。ほとんど瞬殺され全土が蹂躙された。
「よし、ラトヴィア攻略部隊をソビエト国境に戻せ。それが終わったらソビエトに宣戦布告する!」
「閣下、申し上げにくいことなのですが」
「なんだ、いってみろ陸軍大臣」
「じつは先ほど陸軍参謀本部で机上演習をしてみたところ、どう計算しても圧倒的に兵力不足ということがわかりました。このままですと、戦線が突破され、戦略予備のない我が軍は包囲殲滅されてしまいます」
「たしかに兵力の厚みは違うが国境沿いの正面戦力はほとんど同じだぞ。持久戦もダメなのか」
「じつは、ソビエト師団1個に対し我が軍は3個師団でやっと同等の戦闘力なのです」
「そんなにポーランド軍は弱いのか」
大統領は絶句した。
「陸軍としましては作戦の延期を勧告します」
「むぅ、兵力をさらに追加する。それに東部国境沿いの要所に要塞を建造しろ。それまで作戦を延期だ」
そして時は流れて1947年6月。
「よし、今度こそ準備は整った。第2次攻略作戦発動!」
ソビエトとポーランド=ドイツ枢軸は開戦した。
ポーランドはとにかく東部国境沿いに全兵力を集めて敵の足止めをする。そのあいだに北方からドイツ軍が侵攻し、モスクワを攻め落としてくれるのを待つ作戦だった。
モスクワが落ち、さらにドイツ軍が東進すれば、東部戦線は巨大な包囲網と化す。あとは補給切れで動けなくなった国境の敵を駆逐するだけだ。それぐらいならポーランド軍にもできる。
「我ながら完璧な作戦じゃないか。なあ、陸軍大臣」
「さすがは大統領閣下です」
そのとき秘書のポリーニャさんが血相をかえて官邸にやってきた。
「大変です! ソビエト軍が東部戦線を突破しました!」
ソビエト軍は要塞線の隙間に機甲師団を波状攻撃でぶつけてきた。要塞線のあいだには通常より多くのポーランド師団がはりつけてあったが、これがあっけなく突破されたらしい。
「敵は突破したところから次々に新手の師団を侵入させてきます。はやく手を打たないと要塞線が包囲されますぞ!」
「そういわれても予備兵力はない」
「では、全軍後退しますか」
「要塞を放棄して、戦線を保てるか?」
「おそらく無理でしょう。しかしこのままでは各個に包囲殲滅されるだけです」
「いっそ首都周辺に全軍を集めて壁にするか。持久しているあいだにドイツ軍がモスクワを落としてくれればなんとかなるだろう」
「それが一番確実ですか」
しかし、ポーランド軍の後退はすぐに潰走に変わった。
よく考えてみればポーランド軍はほとんどが歩兵師団で移動力は低い。あっというまに各所で戦線は分断され包囲殲滅されていく。
「ドイツはどうなっている、ドイツは」
「モスクワを包囲しましたが、籠城されててこずっている模様です。それより大統領閣下、我が国の首都の心配もしてください。すでにソビエトの機甲師団が包囲にかかっています」
●ポーランド1947周辺地図
国土を分断され、軍団も包囲された末期状態

「首都防衛用に呼び戻した師団はどうした!」
「ほとんどが各地で包囲されています。首都防衛に間に合った師団は全軍の十分の一です」
「大統領、ここまでですね」
秘書のポリーニャさんがワルサーを大統領のこめかみに当てた。
「君はいったい……!」
「大統領、あなたはポーランドを生き残らせるためといって多くのポーランド人を死地に追いやった。あなたの無能、死をもって償ってもらいます」
銃声が大統領官邸にこだました。
end
2005年03月23日
歴史からみる韓国分析
資料・韓国人の歴史観
http://k-mokuson.at.webry.info/200503/article_56.html
「反日」ナショナリズムという病
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h14/jog265.html
半島に新「列強利用論」
http://www.vanyamaoka.com/senryaku/index2570.html
韓国製トンデモ日本史
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h14/jog261.html
鄭雲燦ソウル大総長、韓国社会を辛らつに批判
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/03/23/20050323000020.html
EastAsiaNewsWatchさんのblogから、韓国分析が面白かったので転載します。
要約すると、韓国という国は自称半万年の歴史を持っているけれど、外敵に対して一致団結してあたった経験も、自分たちの手で独立戦争をしたこともなく、近代国家の必須アイテムであるナショナリズムを一度も経験したことがないウブな民族だと説明されています。
ナショナリズムとは、簡単にいうと「国家統一のための求心力」です。これがないと国民は烏合の衆になり、大局から目をそらし、小山の大将の座を得るため延々と内ゲバを繰り返して国力を消耗させます。
日本でいえば幕末の尊皇攘夷あたりがナショナリズムの萌芽でした。そういえば韓国のナショナリズムの無さは、明治時代に勝海舟がひとしきり嘆いていますね。「氷川清話」でしたっけ。
そんなわけで、韓国としても自国民にナショナリズムが存在しないと近代国家として崩壊してしまうので、しかたなく国民に「反日」を叫ばせ、ナショナリズムの代用品としているのですが、所詮は代用品で効果は一時的のようです。そこで、韓国政府は国民のナショナリズムが薄れてくるとカンフル剤のごとく反日キャンペーンをはって煽ってきたらしい。
つまり、韓国政府が反日を持ち出すときは自国政権の求心力が致命的に弱まり、内輪もめ一歩手前になっているというサインだと思えばいいらしい。
そして、このはた迷惑な反日行為は、韓国に真のナショナリズムが育たない限り、延々と続くだろうといわれています。
本当に迷惑な話ですが、韓国は人間にたとえるなら、まだ自己を確立できていない甘えん坊の子供ということになるそうで、隣国の日本は遠慮が美徳だと病的に思いこんでいる、気弱でまじめなお姉さんになるのでしょうか。
この関係はあれですね、どこかで見たことがあります。
そう、日本と韓国は「D・V・D! D・V・D!」の関係なのですよ……。
うわっ、やばっ。
2005年03月15日
五十年後の日本(3)五十年後の韓国
五十年後の日本(3)五十年後の韓国
おそらくは五十年後も日本の隣国であるだろう韓国について。
海軍広報でもいろいろネタにしている韓国ですが、最近になってネタにする度合いが高まりました。何故今になってこの問題がこれほどクローズアップされているのでしょうか?
単純にいえば、ブログが一般化し普通の人が情報を交換しやすくなったため、半島系圧力団体(総連とか創●学会とか)に抑えられていた大手マスコミ報道とは別のフィールドであるネット上で情報交換が可能になったからだというのが答えです。
もちろんそれも事実ですが、さらにいえば極東アジアの枠組みが北朝鮮の地盤沈下に伴って緩みはじめたことも原因の一つでしょう。
地盤沈下を起こした北朝鮮の兄弟国である韓国は難しい立場に立たされています。
近い将来、北朝鮮が韓国あるいは中国に併合されたとき、韓国は周囲をロシア、中国、そして日本という世界七大強国のうちのじつに3ヶ国に包囲されることになります。
この3ヶ国は軍事費においても世界のベスト5にランクされており、ついでにこの3ヶ国は過去百年以内に半島を「併合しようとした」実績(日本による朝鮮併合から中露の仕掛けた朝鮮戦争にかけて)がある国ばかりです。
まさに四面楚歌ですが、これは世界的にみても類例のないほど「えげつない」包囲網です。
しかも、困ったことにこの3ヶ国は仲が良くありません。
過去百年以内にこの3ヶ国は戦火をまじえ、領土をとったりとられたりしてきました。そのたびに地理的に中央に存在する韓国は戦火に巻き込まれてきたのです。そのあげくに朝鮮戦争で国家が南北に分断されてしまいました。
いま、韓国が軍事的に平穏なのは、北朝鮮という大陸と半島を遮る壁が存在し、なおかつアメリカという世界最強の庇護国が存在するからです。
ところが、近年になって北朝鮮は崩壊直前になり、アメリカも経済的に旨味のない韓国駐留から手を引きはじめ、軍事的にも政治的にも裸の状態に近くなってきました。
いくら韓国が破産覚悟で軍備を整えようとも、包囲する3ヶ国に勝てるはずもありません。
この状況では、よほど外交力がないと自主独立は守れないのですが、戦後ずっとアメリカの庇護下にあったため、外交力は育っていませんし、軍事的に恫喝したくても核すら持っていません。いや、たとえ持っていたとしてもこの包囲網が相手では大した影響力になるとは思えません……。
こうなると韓国に残された道は3ヶ国のどれかと軍事同盟を結び、自国の安全を図る方法が最善なのかもしれません。
しかし、仮に韓国が3ヶ国のどれかと軍事同盟を結んだとしましょう。そうすると残りの2ヶ国は、韓国領土内で、代理戦争をはじめる危険があります。ぶっちゃけ、3ヶ国にとって韓国の領土は政治的な緩衝地帯であり、3ヶ国がガチンコで戦うより韓国を舞台に限定的に戦った方が安全だという合意ができています。
実際、朝鮮戦争がそういう性格の戦争でした。結局、あの戦争は半島を南北に分けることで停戦に至りましたが、逆にいうとあの地で戦争が始まったらそういうかたちで停戦するか、相手を徹底的に排除するまで戦う(=国土が荒廃する)しかありません。
それでなくとも分断国家として辛酸をなめてきた韓国にとって、この状況は悪夢でしょう。
ところで、日本人のブログを見ていると、韓国人は民度が低いと批判する人たちがいます。
しかし、それは仕方のないことなのです。
冷静に韓国がおかれている立場を分析したら、彼らの未来はお先真っ暗で、良くて大国に隷属、悪くて分割統治の道しかありません。
こんな未来像を押しつけられたら、たいていの人間は絶望するか逆ギレするでしょう。かわいそうなことに、半島にとってそれは明治以来ずっと続いてきた絶望的な戦略環境なのです。
そこで韓国の頭のいい人たちは、絶望的な戦略環境を国民に悟らせないように愚民化教育を施してきました。
全世界の文化の発祥地は韓国であり、日本はそのモノマネにすぎないと。中国もロシアも韓国には一目置いている。だから国民は現実から目をそらし安心せよと。絶望的な戦略環境には目を向けるなと。
それは見ているのが哀しくなるほど、せつない生活の知恵です。
では、なぜ彼らは日本を口を極めて罵倒するのでしょうか?
民度が低いから?
いいえ、それは日本が弱いからです。
日本がロシア・中国に比べて軍事的に圧倒的な優位に立つなら、資本主義国の韓国は自己保全のために同じ資本主義を標榜する日本にすり寄るしかありません。
しかし、現代日本はかつての大日本帝国ほど軍事を重視していないため、もし韓国が日本にすり寄って軍事同盟を結んでも、韓国の安全を保証できません。
これは致命的です。韓国は3ヶ国に包囲されており、安全を保証してくれない国にすり寄るのは前にも書いたように自国領土内での戦争を誘発する可能性があるため、自殺行為なのです。
かといって、共産主義国だったロシアや現役の共産主義国である中国にすり寄るのは、それもまた資本主義国家にとって緩慢な自殺にほかなりません。
また、現状ではこの2ヶ国は韓国を圧倒できる軍事力は持っていません。政治的安定性に欠けていたり兵站を支える生産力に欠けているからですから、韓国は当面そこにつけこんで平和を享受するでしょう。
しかし、いつまでもこのバランスが変わらないとは誰にもわかりません。
特に韓国にとって中国の経済成長率と容赦のない政治は脅威です。ロシアも脅威ですが、こちらはどちらかというと漁夫の利を狙っているように見えます。
韓国にとって最良のシナリオは包囲網の均衡を維持し、持久している間に、ロシアと中国の経済が崩壊すること、そのあいだに日本と正面切って戦えるだけの海軍戦力を整備することでしょう(余談ですが、日本がアメリカと同盟している以上、どうやっても韓国は勝てないのでその筋の人たちを使って日米同盟に絶対反対と叫ばせています)。
これは一言でいって都合の良すぎるシナリオですが、アメリカに見捨てられた韓国が自主独立を保つにはそれぐらいしか手がないのです。
このシナリオが敗れたときに採用する次善のシナリオは、3ヶ国のうち一番強い影響力を持つ大国に隷属して見かけ上の独立を維持する手でしょう。いわゆる属国になるわけですが、表面的には軍事同盟ということになるはずです。
ここで重要なのは、韓国が日本の軍備拡充阻止をヒステリックに叫んでいる理由が、単なる火病ではなく、ここまで見てきたように韓国の国家戦略から導き出された戦略的な行動だということです。
韓国人一人一人にはそのような自覚はないかもしれませんが韓国政府は未来における韓国の自主独立を維持するために、3ヶ国の軍事的均衡を保つことを目標としています。
では、日本側の戦略はというと、日本政府と外務省(この問題では害務省とののしられていますが)は韓国政府の独立路線を支援しようと考えています。その理由は、韓国が中国、ロシアに隷属するよりは独立を保った方が日本にとってプラスになるからです。
しかし、だからといって日本の軍備拡充や、竹島や教科書問題にまで韓国に譲歩する理由はない、というのが最近の日本政府の考え方ですが、そうなると困るのは韓国です。
3ヶ国のなかで日本があまりにも強大になると、彼らの自主独立路線が早々におじゃんになり、次善のシナリオである日本の影響下における独立維持しかとる戦略がなくなってしまうからです。
もちろん日本政府は確信犯です。
日本の戦略は最低でも韓国を自主独立させ中国・ロシアに対する緩衝地帯とすること、できれば日本の軍事的経済的な影響下におくことを考えており、そうなるように着々と準備を進めています。
自主独立を願う韓国人や韓国政府が日本を非難するのもある意味当然なのです。
その意味において、自主独立を願う韓国人のことを「民度が低い」とののしるのはお門違いであり、むしろそうした両国政府の無言の戦略を読みとれない日本人や日本のマスコミの方がお人好しで民度が低いということになります。
また、これには別の意味もあります。
韓国は国をあげて日本をののしることで「韓国がまだ日本の影響下に入ってませんよ」と残りの2ヶ国にアピールしているのです。
もし日本にべったりの世論が韓国に形成されたとしたら、中国やロシアは危険を感じて、有無をいわせぬ実力行使に出る危険性があります。いずれそうなるにしても、日本の軍事力が韓国の安全を保証できるレベルにならないうちにやるのは危険すぎます。
俗にいう敵を騙すには味方から、ですが、今のところその計略が成功しすぎて両国の世論が暴走しがちなのは……迫真の演技なんですかね?w
以上、最近の韓国政府がヒステリックに日本を攻撃する理由をまとめてみました。
しかし、韓国や日本に戦略があるように、中国、ロシアにもそれぞれの戦略があります。
日本が韓国を保護できる軍事力の育成を怠れば、中国やロシアが一発逆転を狙って、韓国を電撃的に占領しようとするかもしれません。
タイミング的には、北朝鮮崩壊のドサクサ紛れっていうのが一番ありそうですが、なにはともあれ、こんな最悪の戦略環境におかれた韓国が五十年後には幸せになっているといいですね~(棒読み&遠い目)。
投稿者 teitoku : 18:46 | コメント (6) | トラックバック
2005年03月04日
落語的妥協点の模索
日本政治の「人為と自然」についてミクロ政治学的に考えたい。
http://plaza.rakuten.co.jp/isanotiratira/diary/200503020000/
isaさんのところから。
日本人がうさんくさく感じるものは「特定目的のために人為的に設立された組織」で、逆に自然に受け入れるものは「自然発生的に生まれた互助組織」だという論考。
だから、敵対する組織や個人を攻撃するとき「彼らは人為的な組織です」とレッテルをはる。そうするとそれが事実でなくても相手の支持者を引かせることができると。たしかにそういう側面はあります。
レッテル貼りといえば「ネット右翼」という言葉や「共産主義者」という言葉はまさにそれ。私がよく使う「新興宗教」もその一種か。その魔法の言葉を使うと、聞いている人間は一種の思考停止状態になり、事実や論理と関係なく「ああ、あいつは悪者なのか」と印象づけられてしまう。
重要なのは、そういうディベート術が日本人に有効であること、それを武器として使ってくる連中がいることでしょう。
そしてそういう連中に限って、相手の話をまったく聞かないこと……。
きっと両者は戦っている土俵が違うのでしょう。勝ち負けより「よりよい案」を模索したい人、「よりよい案」よりも舌戦で勝ちたいという人。ゆえに共通点を持たない両者はわかりあえず論議は不毛化する。
これを防ぐにはどうすればよいのでしょう?
ここまで書いて急に落語を思い出しました。
落語によくあるパターンとですが、頭の良い町人が頑固なお侍さんと議論をするというシチュエーションがあります。
だいたいのストーリーは、町人が自分の言う通りにすれば実利があがるからと頑固なお侍さんを口説きます。しかし、お侍さんには武士というメンツと意地があるので、確実に町人の案に利があるとわかっていてもそれを認めることができません。認めると武士がたかが町人に負けたことになってしまうからです。
二人の論議は平行線をたどり、ついにはお侍が無礼な町人を手討ちにするというところまできますが、窮地の町人が形式的に侍のプライドを満たしつつ、町人の実利をも満たすトンチを編み出します。
相手に花を持たせてごまかすという解決方法ですね。そういえば実社会でもそんな例をときどき目にします。
どうも日本人は江戸時代からタテマエを延々と主張し人の話を聞かない人間に手を焼いてきたようですが、その中から生まれた生活の智恵として、タテマエ人間には理屈でやりこめるより、トンチでいいくるめる方がスマートかつ、うまくいくという考え方が生まれたのではないでしょうか。
さて、この落語の町人を「よりよい案を模索したい派」、侍を「勝ち負けにこだわる派」だとしたら、両者の和解ないし理解は落語的なトンチで解決できる問題なのかもしれません。
……たぶん無理だけどw